養殖場に適した水中通信技術がないことが養殖産業のIoT導入の障壁のひとつとなっていると考えれれる。そこで本研究では、養殖魚に装着した生体センサ、生簀や水中ロボットに設置した環境センサで計測した情報を収集する養殖場モニタリングシステムを実現するための通信技術に関する初期検討を行った。具体的には、養殖魚に装着した生体センサから情報を収集するために、LEDを用いた可視光通信により省電力に情報を収集するための方式の検討を行った。また、環境センサから情報を収集するために、市販の無線通信機能を持つセンサを水中で使用するための方式の検討を行った。
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