研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、動的経路制御機構に関し、OSPFv3経路広告情報に、RFC 8362で規定されるE-Router LSAを用いて、署名情報を格納する拡張を行い、この署名情報を検証する機構についても実装した。また、動的アドレス割当管理機構に関し、サブスクライバセッション管理の概念を導入することが、SLAACにより割り当てられたアドレスの追跡可能性向上に有効であることを確認した。
情報ネットワーク
学術機関のネットワークは管理不十分となっていることが多く、学術機関が関連する情報セキュリティインシデントが相当数ある。本研究課題は、学術機関の持つ特性を考慮に入れつつ、主にインシデント発生時の原因端末追跡可能性を向上させるものである。これにより、学術機関における情報セキュリティレベルの向上が期待される。