研究課題/領域番号 |
19K12063
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
縄手 雅彦 島根大学, 学術研究院理工学系, 教授 (10198400)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ADHD / 動的視覚刺激 / 行動抑制 / ワーキングメモリ / 訓練ゲーム |
研究実績の概要 |
2020年度はワーキングメモリ訓練ゲームの開発を本格的に行う予定であったが,現状ではまだ実験に供することに耐えられる品質のものはできていない.一番大きな原因はコロナ禍による移動の自粛で,主として協力をお願いする予定であった東京の障害児デイサービスへの訪問ができなかったことによるものであった.プロトタイプをデモ的に体験してもらい,フィードバックを得ながら仕上げていくというプロセスを想定していたが,実際に環境設定などを我々が行うことが必要な実験ということもあり,オンラインでは実施できなかった.2021年度に実験再開可能であることを期待して,現在もゲーム形式の訓練の基礎部分の開発を継続中である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍による発達障がい児との接触が困難なことによる予備実験的な活動の停止が,最大の要因で,ゲームの細部やゲーム性と難易度の設定など児童に実際に試してもらう部分が滞っており,ゲームの開発が遅れていることによる.
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今後の研究の推進方策 |
引き続きゲーム開発を行いひとまずゲームを完成させることに注力する.一方で,コロナ禍がいつまでつづくかが不透明なため,オンラインでゲームを実施する方法についても検討し,何とか当事者のデータの取得を行ってワーキングメモリ訓練の効果の検証につなげたいと思っている.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により発達障がい児のデイサービスを実施している団体の施設を訪問して実験を行う予定がすべてキャンセルされたため
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