研究課題/領域番号 |
19K12081
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
田中 一晶 京都工芸繊維大学, 情報工学・人間科学系, 准教授 (70721877)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 音声対話エージェント / 感情表現 / 音楽 / ソーシャルプレゼンス / ロボットハンド / 身体接触 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,AIエージェントの感情表現を様々な情報によって強調し,その社会的存在感を高めることである.まず,音情報による感情表現強調の効果を検証した.エージェントの合成音声による感情表現をBGMによって強調すると感情が伝わりやすくなり,その結果,社会的存在感が高まることを明らかにした.次に,触覚情報による感情表現強調の効果を検証した.実験ではロボットハンドを介して相手と手を繋ぎながら会話し,感情が高まる部分で強く握る操作を行った.会話の流れに応じたロボットハンドの動きは,ロボットハンドが相手の手であると感じさせ,相手と触れ合っている感覚によってその社会的存在感が高まることが分かった.
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自由記述の分野 |
ヒューマンエージェントインタラクション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AIエージェントはスマートフォンやスマートスピーカだけでなく,電子レンジや車など様々な家電に搭載されている.そのようなエージェントとの対話は,ユーザが作業中であっても使用できるように音声が使用されているが,モノに話しかける羞恥心によってその機能が活用されていない場合がある.本研究の成果の社会的意義は,エージェントの感情表現を様々な情報で強調することで社会的存在感を高め,話しかける羞恥心を軽減できることを示した点である.そして,感情表現を強調する手段として,BGMやSEのような音情報だけでなく視覚や触覚等も有効であることを示し,モダリティに依存しないことを明らかにした点が学術的意義である.
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