現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究初年度である本年度では,学習サンプルの品質が学習結果に与える影響について調査した.本来の研究対象である生命系現象データを数が少ないため,矛盾するデータを含む大量のデータが得られるハニーポットに対する攻撃ログを対象に選び実験を行った.対象としたデータはKyoto 2016 Datasetであり,同一クラスに属する重複データ,異なるクラスに属する同一データ等を慎重に排除することにより,2クラスの分類精度を99%以上に向上させることが可能出あることを示した.これらの研究成果は下記の学会等により発表され,うち[1]では学生奨励賞を受賞した. [1]齊藤燎,相川勝,井上健太郎,山森一人,”「Kyoto 2016 Dataset」における冗長性と同一特徴量異ラベルデータに関する報告”,2019年度(第72回)電気・情報関係学会九州支部連合大会,06-2A-10(2019) [2]R. Saito, M. Aikawa, K. Inoue, K. Yamamori, "Affect of data unbalance in "Kyoto 2016 Dataset" for NIDS with machine learning", Proceedigns of the 25th International Symposium on Artificial Life and Robotics 2020, 612-616(2020)
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