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2023 年度 研究成果報告書

スパイク発振器ネットワークに基づく群知能回路の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12163
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分61040:ソフトコンピューティング関連
研究機関湘南工科大学

研究代表者

佐々木 智志  湘南工科大学, 情報学部, 准教授 (00811415)

研究分担者 中野 秀洋  東京都市大学, 情報工学部, 教授 (10386360)
神野 健哉  東京都市大学, 情報工学部, 教授 (50286762)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード粒子群最適化 / 非線形最適化 / スパイク発振器 / 決定論的手法 / 群知能回路 / スパイキングニューラルネットワーク / 粒子群最適化法
研究成果の概要

本研究では、様々なBlack-box最適化問題を解くためにスパイク発振器ネットワークのダイナミクスを取り入れた群知能アルゴリズムを提案した。本手法は、簡素な構造のスパイク発振器が呈する周期的・カオス的な振る舞いと、これらをネットワーク構造で結合することによる発振器同士の同期的・非同期的な現象を活用することで乱数要素を用いずとも複雑な探索軌道を実現できる。本手法は、精度の良い解探索を実現することを実験により明らかにした。また、結合された発振器の理論解析を行い、発振器同士の同期的・非同期的な現象の条件も明らかにしている。さらに、本手法のアルゴリズムのディジタル回路の試作機の設計と開発を行った。

自由記述の分野

ソフトコンピューティング

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の群知能アルゴリズムの多くは確率的要素や複雑な系を取り入れることで複雑な探索を実現し、精度の良い解探索を実現している。提案手法では、探索個体に簡素な構造のスパイク発振器を用い、さらに、これらをネットワーク化することで複雑な探索を実現する。また、理論解析により探索個体の振る舞いの条件も明らかにしている。これらは、良好な探索個体の振る舞いの理解につながり、学術的意義は高いと考える。さらに、提案手法は演算専用の回路化も容易であり、提案手法の回路を様々な機器に組み込むことも可能である。また、これら多数の回路を組み合わせ、大規模・複雑な最適化問題を解くことも期待でき、社会的意義も高いと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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