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2021 年度 実施状況報告書

集団脳活動を用いた推薦システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K12182
研究機関富山大学

研究代表者

参沢 匡将  富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (90398991)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードニューロマーケティング
研究実績の概要

本申請課題では,個人差のある脳活動を集団としてどのように利用するのが良いかを集合知の利用として考えられる推薦システムを対象とし,集団脳活動を用いた推薦システムを構築することで解決することを最終目的としている。推薦システムは商品に対して行われることが多いため,購買意思決定要因として重要な「選好」を対象として実験を行う予定としていた。昨年度はコロナの影響により実験を行うことができなかった。そこで,改めて実験を行うために,収集した画像、実験システムなどを再確認した。確認後,十分な感染対策をしたうえで,30名に対して実験を行った。
実験により得られたデータに対して,基本的なデータ処理を行った.具体的には,アンケート結果に基づくデータの分離や脈拍などの影響を除去するためにバンドパスフィルタによるノイズ除去を行うプログラムを作成した。処理したデータを概観し,どのような特徴がみられるかについてこれまでの先行研究と照らし合わせて検討した。また,検討した特徴を基に具体的な特徴量の抽出や機械学習の方法について改めて再検討した。具体的には,特徴量としては簡単なものとして積分値などから導入し,推薦方法としては推薦システムでよく用いられる協調フィルタリングの他に,従来の機械学習による方法,さらに近年注目されているディープラーニングの利用も検討したいと考えているため,ディープラーニングに関する利用について検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナの影響により多人数の脳機能計測実験を行う時期が遅れたため。

今後の研究の推進方策

予定していた被験者数の実験を終え,基本的なデータ処理が終わっているため,今後はより具体的な特徴量抽出や機械学習の方法などについて検討し,集団脳活動を用いた推薦方法について検討していく。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響により,実験が遅れたため,十分な解析が行えていない。
今後,解析を行うための謝金や解析環境を整えるための使用を予定している。

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公開日: 2022-12-28  

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