本課題は、立体音響を活用した音響情報提示の基礎検討を行ったものである。ユーザに違和感を抱かせないような音響提示を行うための検討からは、世代間の差を明らかにするとともに、既存の音声処理技術を用いても有効な音声加工が可能であることを確認した。これらの結果から、違和感が少ない音響提示が可能であることが示唆された。また、深層学習応用から、人間と同様の音源定位を行うために必要なモデルや学習方法についての課題について整理することができた。本課題の成果は、仮想現実技術やロボット技術において活用できると考える。
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