研究課題
基盤研究(C)
本研究では緑茶味DBの構築および味嗜好性マッチングシステムの開発と実証実験をおこなった。緑茶味DBにおいては、計70もの緑茶の味DBを構築することができた。味嗜好性マッチングシステムの開発では、3つのアルゴリズムを構築し、Pythonを用いたアプリ化に成功した。さらに実証実験を複数回行い、その都度アプリの改善および実証実験の改善をし、被験者にとっての好みの緑茶を導くことのできる味嗜好性マッチングシステムが実現した。
感性評価
本研究にて構築した味嗜好性マッチングシステムを用いることにより、被験者の好みを選択する際に基準としている味質・味数値を数値化・視覚化することが実現し、さらにはそのデータを基に未知・未食の食品の中から被験者にとっての好みの食品を検索することが実現した。これによって、これまで主観的評価であった「おいしさ】の視覚化・数値化の実現に近づいたこととなる。さらには人の感性評価ツールとしての可能性も示され、食品の評価ツールまたは新たなマーケティングツールになる可能性を示すことができた。