社会人学生が多く在籍するオンライン大学での学生の学習履歴と学習意欲に関する調査を行った。初年次は授業期間前半に少しずつドロップアウトが増加するが、後半は学習が継続した。また、上級年次になると、初回の授業を受講完了できれば最後まで進める学生が多かった。 学習動機の調査からは、自己向上志向の学生が多く、友人との交流を志向する学生が最も少なかった。また、外発的動機づけよりも、内発的動機づけが大きい学生が多かった。教員からの激励メッセージよりは、質問に対する教員からの回答の方が、学習意欲につながっていることが示され、LMSのダッシュボードの進捗表示が学習意欲喚起に貢献していることが判明した。
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