手漉き和紙の熟練者(職人)と未熟練者(弟子)による紙漉きの動作解析・比較を行い,定量的に第三者に伝えることが困難な職人の暗黙知的技能の継承を目的とし,その技能データを計測・解析し,後継者育成の手助けとなる指導方法および技能データベースの開発を試みるものである. 本研究ではこれらのデータの定量化のため,モーションキャプチャリングや視線計測を行うことで,職人が有する技能の伝承に役立てることを目的とする.また,後継者育成を目的とし,センサを用いた紙漉き技能評価装置の開発も同時に行い,その性能評価を実施する.
|