アトピー性皮膚炎の発症機序の環境因子として化粧品や日焼け止めに含まれるUVSsが、アトピー性皮膚炎の増悪化に関与する可能性があると推察した。そこで、本研究では、マウスの即時型、および遅延型皮膚反応に対するUVSsの作用について、皮膚アレルギーモデルマウスを用い、UVSsの皮膚毒性評価の基礎情報の収集を行った。その結果、UVSsにはアレルギー反応を増悪もしくは軽減するものが存在することが示唆した。今後この作用機序を詳細に解析することで化粧品に含まれるUVSsの安全性に関する情報提供になるものと期待される。
|