研究課題/領域番号 |
19K12376
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64010:環境負荷およびリスク評価管理関連
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研究機関 | 神戸市健康科学研究所 |
研究代表者 |
中西 典子 神戸市健康科学研究所, 感染症部, 副部長 (50615490)
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研究分担者 |
野本 竜平 神戸市健康科学研究所, その他部局等, 副部長 (60642238)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | レジオネラ属菌 / 宿主アメーバ / 感染 / 相互作用 / アメーバ内動態 / ゲノム解析 / RNA-seq |
研究成果の概要 |
種々の環境における宿主アメーバ類とレジオネラ属菌種間の相互作用の解明を目的に研究を行った。アメーバ類における感染実験により、レジオネラ属菌種間の感染性の違いを見出した。また、L. pneumophilaにおける宿主アメーバによる増殖率の差について、宿主アメーバの存在下での遺伝子発現の変動をRNA-seqにより網羅的に解析したところ、アメーバ内侵入後に発現する遺伝子の違いに由来する可能性が示唆された。さらに、冷却塔に定着するL.pneumophilaが保有するプラスミドはレジオネラの病原性や環境適応に寄与していると考えられた。
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自由記述の分野 |
細菌学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、環境中でレジオネラが生残していく戦略を明らかにすると共に、それに必要な因子をマーカーとすることで、環境中におけるレジオネラ感染制御法が確立されることが期待される。また、レジオネラ属菌種の病原性獲得機構および生存戦略の解明は、感染リスクの評価や公衆衛生の観点からも重要である。
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