現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
チタン酸ナトリウムとしてNa2TiO3またはNa8Ti5O17を、ケイ酸ナトリウムとして、Na2SiO3またはNa2Si2O5を用いることにより、簡単な条件でETS-4やCSTを合成できることを明らかにした。CSTやETS-4とは異なるチタノシリケートについて、新しい合成法の確立に発展した。このチタノシリケートについては他の金属イオンへの吸着剤としての可能性を探索し、企業との共同研究の結果、特許出願に至った。 ETS-4に関しては原料のモル比を変えることによりa軸に優先配向成長した結晶を確認した。このa軸に優先配向成長したETS-4ではストロンチウムイオンに対する吸着性の向上を認めた。また、CSTに関しては以前より検討していたドライゲルコンバージョン法による吸着剤の合成について企業と共同出願していた特許の取得に至った。 特許取得 上面雅義, 岩井明仁, 西岡洋, 磯上賢, 結晶性金属酸化物の製造方法及び結晶性金属酸化物, 特願2016-169782, 2016.8.31, 特開2017-048107, 2017.3.9, 6807572号, 2020.12.10, 確定
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