砂漠のような乾燥地は日射量が多く,大規模太陽光発電に適している.しかし,飛砂が太陽電池受光面に堆積し,発電電力が減少する問題が指摘されている.従来このような太陽電池パネル受光面の汚染には水を用いて洗浄するが,コストもかかり.乾燥地でパネルの面積が究めて大きい場合,そのようなことは困難である.電界カーテンは複数の電極に多相交流を印加することで進行波電界を発生させ,電力をほとんど消費せずに帯電粒子を移動する技術である.砂じんは帯電しているので,太陽電池パネル受光面に電界カーテンを設置する事で電力を消費せず,メンテナンスフリーで砂じんを除去できる.この知見は太陽光発電のコスト削減につながる.
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