研究課題/領域番号 |
19K12454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分64060:環境政策および環境配慮型社会関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
Delaney Alyne 東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (70823441)
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研究分担者 |
三俣 学 兵庫県立大学, 国際商経学部, 教授 (10382251)
齋藤 暖生 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 講師 (10450214)
山下 詠子 東京農業大学, 地域環境科学部, 准教授 (10733561)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | forestry commons / fisheries commons / semi-urban commons / governance / social capital / governance / collaboration |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本の林業と漁業のコモンズがいかに不適合によって脅かされているかを明らかにし、メンバーシップの再構築と活性化を通じてこれらの不適合に対処するためのコモンズの取り組みと解決策を明らかにすることである。再構築には、漁民の森再生キャンペーンのように、生態系全体を考慮することが含まれる。活性化には、コモンズを部外者に開放することも含まれる。例えば愛知県では、共有林の一角を地元工場の若手従業員(部外者)向けにマウンテンバイクの走行エリアとして開放した。宮城県では、2011年の東日本大震災の後、漁業協同組合(海苔の養殖など)に参加する部外者に漁場を開放した。
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自由記述の分野 |
Coastal commons
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の調査によれば、コモンズへの部外者の参加に躊躇や課題を見出すことは珍しいことではなく、文化的にも同様の状況が観察された。例えば、沿岸のコミュニティ(獅子舞-地元文化遺産)や地域の漁業などである。部外者と話し合い、彼らの信頼と相互尊重を得る機会が与えられれば、ためらいながらも変化をもたらすことができる。ガバナンスの課題は残るが、努力なしには、コモンズとその要素が社会にもたらす利益は失われかねない。
Building communication and trust with outsiders can benefit both commons and commoners.
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