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2023 年度 研究成果報告書

在タイ日本人の個人文書を初めて本格利用した近代国家移行期タイの社会構造の実態解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12486
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

村嶋 英治  早稲田大学, 国際学術院(アジア太平洋研究科), 名誉教授 (70239515)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード南北仏教近代交流史 / テラワーダ仏教近代史 / タイ近現代史 / 在タイ邦人
研究成果の概要

過去5年に亘る調査研究の成果として、村嶋英治『南北仏教の出会い:近代タイにおける日本仏教者、1888-1945』(早稲田大学アジア太平洋研究センター、2023年9月、ⅶ+771頁,ISBN978-4-9106-0325-4)を刊行した。本書は、1888年に近代タイを訪問した最初の日本人仏教者生田得能以来、1945年までの間に、訪タイした日本人仏教者を、先づ外務省記録に保存されている旅券下付表の中から、極力全員拾い出して概説した。次に、日本語及びタイ語での記録が多い訪タイ日本仏教者22名に関して、彼等の記録を用いてタイ仏教社会における彼等の活動及び彼等が見たタイの社会構造を明らかにした。

自由記述の分野

東南アジア大陸部を主とする地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、近代日本の仏教者の南方(テラワーダ=上座部)仏教圏との交流を、日本語タイ語英語等の文献及びインタビュー記録等によって、詳細かつ広範に明らかにしている。このように南北仏教双方の多量の資料を用いて、近代日本仏教者多数のテラワーダ仏教圏における経験と彼等のテラワーダ仏教社会に関する見解を明らかにした研究は、既存研究には見られないものであり、テラワーダ仏教社会、テラワーダ仏教近代史および日本の近代仏教などの研究分野において新たな知見を増大させた貢献は少なくない。

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公開日: 2025-01-30  

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