研究課題/領域番号 |
19K12496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
岡部 恭宜 東北大学, 法学研究科, 教授 (00511445)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 国際開発ボランティア / グローバルヒストリー / 青年海外協力隊 / 米国平和部隊 / アイデアの伝播 / 韓国 / ノルウェー / 英国 |
研究成果の概要 |
国際開発ボランティア事業は、1960年代から欧米諸国や日本で普及した事業であり、1990年代以降はアジア諸国にも広がった。本研究は、この事業がなぜ、どのように普及したのか、特に米国平和部隊の創設はどのように影響したのか、事業の実施形態の違いの原因は何か、という問題設定を行い分析を行った。事例は日本の青年海外協力隊、米国平和部隊、ノルウェーNorec、英国VSO、韓国WFK-KOVである。 分析結果は次の通り。(1)米国平和部隊の創設が一種のモデルとなり、そのアイデア(理念)が各国に伝播していった。(2)各国の国際・国内要因(途上国との関係、国家・社会関係)も創設過程および実施形態に影響した。
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自由記述の分野 |
比較政治学、国際ボランティア論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際開発ボランティア事業は、多くの国々が実施している援助の一種であるが、国民参加の開発協力である点で、グローバルな市民社会の形成に寄与するものである。また人と人の関係の中で行われることから国際交流や相互理解、さらにボランティアのキャリア育成にも資する。日本での協力隊経験者は5万人以上に上る。 このような性質を持つ国際開発ボランティア事業について、その歴史を探求し、比較分析した本研究の成果は、学術的にはボランティア論、開発学、国際政治学、グローバルヒストリーに示唆を与えることができよう。また、同事業は社会に根ざし、人々の関心が高いことから、本研究は高い社会的意義を有している。
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