研究課題/領域番号 |
19K12497
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
佐野 孝治 福島大学, 経済経営学類, 教授 (10245623)
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研究分担者 |
村上 雄一 福島大学, 行政政策学類, 教授 (10302316)
坂本 恵 福島大学, 行政政策学類, 教授 (90302314)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 外国人労働者 / 移民 / 多文化共生 / 国際比較 / 地方自治体 / 韓国 / 台湾 / 日本 |
研究実績の概要 |
本研究の課題は、日本・韓国・台湾を国際比較することにより、経済成長・社会発展と外国人労働者の人権を両立させていくための、持続可能な外国人労働者受け入れシステムをいかに設計するか、また地方自治体は何をすべきなのかを実証的に明らかにすることである。 第一に、令和4年度は、研究の総括を行い、学術図書を出版した。(佐野孝治・坂本恵・村上雄一編著『外国人労働者と支援システム 日本・韓国・台湾』八朔社、2023年3月)。本書では、欧米諸国に比べ、共通の社会経済システムと課題を持つ日本・韓国・台湾について、外国人労働者受入れの現状と課題を明らかにし、制度・政策・支援システムの比較を踏まえて、多文化共生を基本に置いた持続可能な外国人労働者受入れシステムについて論じた。また分担執筆で、日韓の比較研究を行った。佐野孝治「日韓の外国人労働者受入れの経過と現状」(深川博史・水野敦子編著『日韓における外国人労働者の受入れ』九州大学出版会、2022年)。 第二に、社会実装にも力を入れ、福島県国際協会や南相馬市外国人活躍支援・国際交流協会などで委員として、政策提言や講演を行った(佐野孝治「外国人材活用の現状と今後について」南相馬外国人活躍支援・国際交流協会セミナー、2023年2月28日)。また南相馬市外国人活躍支援協会を立ち上げるなど研究成果を実践的に社会実装する活動をしている。 第三に、社会への発信として、『日本経済新聞』の経済教室において佐野孝治「外国人労働者政策、現状と課題 上」(2022年11月2日)を執筆した。
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