• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

新疆の形成とウイグル民族問題に関する調査研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K12500
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関静岡大学

研究代表者

大野 旭  静岡大学, 人文社会科学部, 教授 (40278651)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードウイグル / 新疆 / ジェノサイド / 中央アジア / ウズベキスタン / カザフスタン / 民族問題 / 区域自治
研究成果の概要

ウイグル人など中央アジアの人々がいう東トルキスタンをいつ、どういう経緯で「新疆」と呼ばれるようになったのか。「新しい疆域即ち領土」としての新疆が出現したことでどんな民族問題が発生したのか。こうした疑問について答えようとして、本研究は歴史人類学の視点から進められてきた。東トルキスタンを新疆にしたのは満洲人の清朝時代のことで、ウイグル人は清朝の臣民として高度の自治を享受していた。清朝が崩壊すると、この地の住民は独立建国を目指したものの、国際関係との関連で失敗した。中華人民共和国はウイグル人の権利を否定したことで、民族問題は激化した。こうした近現代史について、中央アジアの視点から解明した。

自由記述の分野

歴史人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

民族問題は国際問題である。とりわけ隣国の中国で勃発している民族問題はどれも日本と何らかの形で連動している。新疆ウイグル自治区におけるウイグル民族問題は、その典型的な事例である。日本の数多くの企業が新疆と繋がっているだけでなく、文化・歴史の面でも、いわゆるシルクロードを通して新疆と関連性を有している。新疆の民族問題に関する本研究は、日本が国際社会で建設的な役割を果たすのに有用である。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi