アジアにおける経済統合の中で、人の移動が増加する結果、どのような新たなポリティクスが生まれたのか政治分析を実施した。コロナ禍で現地調査が引き続き制限されていたため、ヴィザ政策にかかる過去の歴史を紐解き、タイにおける海外投資誘致政策及び外国人政策の結果、日本企業、日本人社会の影響力が日本の外交政策に与えた影響を分析した。続いて、コロナ禍を経て、人の移動がいとも簡単に制限される実態が露見したことで、改めて、出入国管理政策の帰趨を決する「投資誘致」と「人材育成」「国民統合」の政治的なアジェンダが国家運営においてどのような使われ方をしているのか、歴史的変遷分析し執筆した。
|