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2022 年度 研究成果報告書

グローバル皮革産業におけるネットワークの研究ーサンタクローチェを基点として

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12510
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関駒澤大学

研究代表者

西村 祐子  駒澤大学, 総合教育研究部, 教授 (80276451)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードブランド / 皮革 / ポップカルチャー / 皮革産業 / グローバル化 / 倫理 / ファッション / 被差別マイノリティ
研究成果の概要

皮革産業のネットワークの中で生み出される「ブランディング」のプロセスを検証、21世紀の産業「倫理」における大規模な変貌を論じた。被差別の歴史から最先端ファッションまでを概観しつつ「ブランド」に求められる「信頼」,その信頼と関連する「倫理性」について比較文化論的に論じ,高級皮革製品ブランドの「ブランディング」戦略について特に1980年代以降の大規模なグローバル化に着目して検討した。成果は「皮革とブランドー変化するファッション倫理」(2023、岩波書店)として2023年5月に出版した。

自由記述の分野

社会人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

グローバルな皮革産業のコンテクストに部落産業としての「皮革産業」を置き、比較対照し、停滞する日本の皮革産業への警鐘とした。
21世紀における産業倫理の大幅な変更がもたらした「ブランド化」の変貌を分析した。あらゆるものをブランディングしてゆく現代の消費文化の本質を21世紀の「倫理」のコンテクストを高級皮革の世界において考察したものとして、将来を担う若者世代にも手に取りやすい新書版として出版した。日本における皮革産業の行く末を「サステナビリティ」との相関関係において論じ,グローバル化よりもグローカル化に向かうことがサステナビリティを中心とする21世紀の産業倫理に合致すると論じた。

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公開日: 2024-01-30  

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