研究課題/領域番号 |
19K12527
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
栗本 英世 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (10192569)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 南スーダン / 失敗国家 / 内戦 / 民族紛争 / 平和構築 |
研究実績の概要 |
令和3年度も、前年度に引き続いて新型コロナウイルスの感染拡大のため、現地調査は実施できなかった。その代替として、ソーシャル・メディア、電子メール、国際電話等を通じて、現地インフォーマントと連絡をとり、情報収集に努めるとともに、研究プロジェクトの関係者とZoomによる打ち合わせを実施した。文献資料とインターネット上の資料の収集と分析も継続した。また、南スーダンの内戦、民族紛争や平和構築にかかわる、過去40年以上にわたって蓄積してきたインタビュー資料をディジタル化し、整理と分析を行った。失敗国家に関する研究の成果は、英語論文にまとめ、年度末に刊行された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染拡大のため、南スーダン、ウガンダ、ケニア、およびイギリス等に渡航できず、現地調査が実施できなかったことが、遅滞の最大の理由である。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度は、本研究課題にとって延長された最終年度にあたる。新型コロナウイルスの感染拡大状況も抑制されつつあるので、ウガンダと南スーダンにおいて現地調査を実施して補足情報を収集し、文献調査の成果と、本プロジェクトに関係する国内外の研究者との討議の結果も合わせて、最終成果をとりまとめる。
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次年度使用額が生じた理由 |
予算の大部分は海外旅費に充当されており、新型コロナウイルス感染拡大のため海外渡航が不可能、あるいはきわめて困難となったため、予算が消化できなかった。令和4年度は、こうした制限や規制が緩和されつつある状況を踏まえて、海外渡航を複数回実施することにより、予算を使用する予定である。
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