研究課題/領域番号 |
19K12587
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
川口 和英 東京都市大学, 都市生活学部, 教授 (80300028)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 集客 / 地域活性化 / 街づくり / 人の動き / 地方創生 / 持続可能 |
研究実績の概要 |
地域の魅力を創出することができる「集客」を改めて考察する必要性がある。集客は「人間」と都市空間や「場」との関係を考察し、魅力的空間の形成、地域再生等に繋がる。その意味で集客をとりまく研究分野は総合的な学問体系としての構築が必要と考えられる。本研究は集客に関する客観データを総合的に活用し、科学的な視点から都市空間に関する「集客学」の計画理論を構築することを研究目的とする。具体的な内容として、集客とまちづくりに関するクリエイティブな都市形成との関係性の検討などを行った。具体的な研究内容としては学会やシンポジウムでの発表および、国際化対応のワークショップへの支援対応などを行った。また、スポーツを通じたまちづくりと地域に関する研究および、SDGsをテーマに対応した研究の推進、二子玉川エリア周辺、渋谷エリア周辺、横浜みなとみらいエリアにおける集客、歴史的街なみとしての鎌倉市のまちづくり、飛騨高山での古い町並みと集客に関する検討、SDGs未来都市による地域の魅力創出と波及効果に関する研究等を行った。地域スポーツによる集客機能および地域波及の測定に関する研究-女子サッカーリーグSFIDA世田谷の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場における公式戦の効果分析として日本建築学会学術大会において研究報告、古い町並高山の魅力と飛騨の文化にふれる持続可能なまちづくりと集客に関する研究として飛騨高山学会での報告などを行った。また国際ワークショップにてSustainable Environmental City by TOD (Futako Tamagawa Rise and surrounding areas),Future Oriented Metropolitan Area Design and Managementなどの報告を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍下による影響や、経年的業務やや過多気味などもあり、進捗が十分ではなかった。研究業務としてやや遅れており、補助事業期間延長の申請をさせていただいている。
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今後の研究の推進方策 |
必要機器類の購入等システム構築など予定のもの等を導入、研究計画を組み、予算処理を行っていく予定である。現地調査実施および、報告、学会論文執筆、発表などを行う予定。都市空間の集客データの収集の実施は行ってきたが、本研究の主目的である集客学の計画理論構築と観光への応用に関し、システム構築および大系化の部分が、やや遅れてきていたため、これらの進捗を次年度において進める。このため、引き続き現地調査研究および、システム構築を行う。これらの現地調査として以下のような現地調査、スポーツを通じたまちづくりと地域に関する研究(SFIDA世田谷の駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場における公式戦での調査)および、SDGsをテーマに対応した研究の推進(飛騨高山 古い町並み評価現地調査およびSDGsをテーマに対応した研究の推進)、鎌倉市まちづくり関連調査実施(都市環境、行政的評価において鎌倉市との共同評価業務)、二子玉川エリア周辺、渋谷エリア周辺(現地まちづくりに関する調査分析)、横浜みなとみらいエリアにおける集客(都市型ロープウエイ)、歴史的街なみとしての鎌倉市のまちづくり、横浜こどもの国における施設利用調査等、およびシステム開発(PowerEdge T340 スタンダード2モデル Win2019Std購入予定/システム開発プログラム作成。BIGDATA、AI構築に関するシステム開発、プログラム作成、博物館等集客施設(hu+g MUSEUMハグミュージアム)における集客数計予測、等)を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
経年的業務など、やや過多気味などもあり、体調不良なども重なり進捗が十分ではなかった。次年度は、研究計画を組みなおし、予算処理を行っていく予定であり、計画的な支出を行うようにしたい。現地調査としてスポーツを通じたまちづくりと地域に関する研究(SFIDA世田谷_バニーズ戦_アンケート,SFIDA世田谷_伊賀FC戦_アンケート調査分析)、博物館における集客数計予測、SDGsをテーマに対応した研究の推進(古い町並高山の魅力と飛騨の文化にふれる持続可能なまちづくりに関する研究)、二子玉川エリア周辺、渋谷エリア周辺、横浜みなとみらいエリアにおける集客(都市型ロープウエイ)、歴史的街なみとしての鎌倉市のまちづくり、横浜こどもの国における施設利用調査等、およびシステム開発(BIGDATA、AI構築に関するシステム開発、プログラム作成等)および学会参加費用(日本建築学会,飛騨高山学会他)等として執行予定である。
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