• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

中性子散乱非弾性実験による実空間ダイナミクス解析手法の確立と物性研究への応用

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K12648
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80040:量子ビーム科学関連
研究機関国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

中村 充孝  国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 J-PARCセンター, 研究主幹 (00370445)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード実空間ダイナミクス解析 / 中性子非弾性散乱実験
研究成果の概要

中性子による非弾性散乱実験では、「逆格子空間」にエネルギー軸を加えた動的構造因子が得られるが、このデータを「実空間」に変換することで有用な物性情報を取得するための解析手法(実空間ダイナミクス解析手法)の実現を目指して研究活動を進めた。具体的には、標準試料を用いた測定によるバックグラウンドの評価とその低減対策、高い位置分解能測定を目的としたT0チョッパー高速化、分子力学法を援用した逆モンテカルロ計算コードの改造等を行い、実空間ダイナミクス解析手法の実用化に向けた要素技術の確立に成功した。

自由記述の分野

中性子科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

実空間において局所的な乱れが存在する場合、逆格子空間を通じて局所乱れに起因する構造やダイナミクスを議論することはほぼ不可能である。したがって、本研究計画が目指してきた実空間ダイナミクス解析手法の確立は、局所ダイナミクスが新奇物性の発現のキーとなる先端的研究において不可欠の研究ツールをもたらすものであり、従来にない新たな視点での物性研究を開拓しうる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi