研究課題/領域番号 |
19K12664
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研究機関 | 長崎県立大学 |
研究代表者 |
平岡 透 長崎県立大学, 情報システム学部, 教授 (30626891)
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研究分担者 |
片山 徹也 長崎県立大学, 情報システム学部, 准教授 (00612805)
井上 光平 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (70325570)
野中 尋史 長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (70544724)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ノンフォトリアリスティックレンダリング / 高速化 / 動画 / RGB-D画像 |
研究実績の概要 |
基礎研究として,次に示すタイプのノンフォトリアリスティックレンダリング(NPR)を開発した.:(1)領域分割スムージングフィルタを用いた波線画像,(2)非反復主要色決定アルゴリズムによるピクセルアート,(3)スムージングフィルタと相関係数を用いたエッジ保存クレープ紙画像,(4)縦横方向に模様を引き伸ばしたモアレ画像,(5)HLSカラー空間上での色相と彩度を保存したストライプパッチワーク画像,(6)エッジからのユークリッド距離を用いた等高線画像,(7)ウインドウサイズを広げたPrewittフィルタを用いたチェッカー模様画像,(8)ハッシュ関数と逆フィルタを用いた砂絵画像,(9)楕円型ウインドウを用いて模様を歪ませたParallel-Fine-Curve-Line画像,(10)RGB間の相関係数を用いたマーブリング画像,(11)ガウシアンフィルタを用いたモアレ画像,(12)類似ウインドウを用いた任意方向スプレタイル画像,(13)ウインドウ内の異なる領域による二つのスムージングフィルタを用いた2方向波画像,(14)RGBの比率を用いたホログラムラミネート画像,(15)二つのストライプパッチワークの合成画像,(16)画像パッチの模様への置き換えによるチャック・クローズ的ピクセルアート,(17)行と列のクラスタリングに基づく可変サイズピクセルアート スマートフォンやタブレットなどの携帯端末上での利用を考慮して,次に示す静止画と動画のNPRの高速化の方法を開発した.:(1)ストライプアート画像,(2)ストライプ動画 RGB-D画像を用いて,モアレ画像を生成するNPRを開発した. ビットパターンに着目した画像のステガノグラフィの方法を開発した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
17種類のタイプのNPRを開発した.また,携帯端末上での利用を考慮して,静止画と動画のNPRの高速化の方法を開発した.さらに,RGB-D画像を用いたNPRを開発した. 以上より,現在の研究がおおむね順調に進展していると評価する.
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今後の研究の推進方策 |
2020年度は,引き続きさまざまなタイプのNPRを開発する.また,これまでに開発した静止画のNPRを動画や三次元データに適用する.このとき,動画のNPRでは前後のフレームを用いて,また三次元の動画では奥行の変化も考慮して,ちらつきとシャワードア効果を抑制する.また,携帯端末上での利用を考慮して,処理の高速化を図る.
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの影響で,物品購入,研究発表の旅費,研究者間での打ち合わせ旅費などにおきまして,次年度使用が生じております.
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