研究課題/領域番号 |
19K12668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東洋大学 (2023) フェリス女学院大学 (2019-2022) |
研究代表者 |
近藤 存志 東洋大学, 福祉社会デザイン学部, 教授 (00323288)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | デザイン史 / エルサレム会議 / ニコラウス・ペヴスナー / 西洋建築史 |
研究成果の概要 |
第3次中東戦争が停戦をむかえると、エルサレムの近代化を議論するエルサレム会議が発足した。この会議には、建築、都市計画、神学、哲学、芸術、経済、法律など、異なる分野の学識経験者が世界各国から招聘され、その傘下にはエルサレム会議都市計画小委員会が設置された。同小委員会では、一部の高名な建築家や都市計画家たちが、エルサレムの宗教的、文化的、歴史・考古学的な記念碑性を前面に出した計画の立案を主張したが、エルサレムの近代化が学際的で国際的な枠組みの中で議論されたことの意義は大きく、エルサレム市民が日常的に直面している現実問題の改善を図る現実的な視点が計画全般に貫かれることになった。
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自由記述の分野 |
デザイン史、イギリス芸術文化史、イギリス建築史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エルサレム会議とその傘下に設置されたエルサレム都市計画小委員会は、エルサレム市の宗教的、文化的、歴史・考古学的な記念碑性を認識しつつも、その近代化計画においては市民が日々直面している現実問題を具体的に改善し「生きた(成長する)都市」として開発する姿勢を鮮明にした。建築・都市計画をめぐる諸問題は、多分野を横断する学際的な枠組みの中で扱われることによって、住民の現世的・世俗社会的利益の確保と維持・促進に寄与しようとする視点が強化されることを、エルサレム会議で繰り広げられた議論は示している。
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