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2022 年度 研究成果報告書

サウンドスケープ研究の「国際標準」は真の国際標準に成り得るか

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12676
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90010:デザイン学関連
研究機関福島大学

研究代表者

永幡 幸司  福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (50312765)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードサウンドスケープ / ISO 12913シリーズ / ISO/TS 12913-2 / 評価尺度 / affective quality / 感情の円環モデル / サウンドウォーク
研究成果の概要

ISO/TS 12913-2:2018でサウンドスケープの主観評価の尺度として提案されたPerceived Affective Qualityの尺度(PAQS)について,日本語への翻訳可能性と,翻訳の妥当性について検討した。その結果,この尺度は感情属性についての尺度と認知属性に関する尺度が混在した構成となっており,心理学的に正しい意味でのAffective Qualityの尺度となっていないため,尺度そのものの修正が必要であることを明らかにした。その上で,現状の尺度を当面使い続けるのであれば,その際に使用するための日本語版PAQSを提案した。

自由記述の分野

サウンドスケープ

研究成果の学術的意義や社会的意義

ISO/TS 12913-2が提案するサウンドスケープの主観的評価尺度は,これまで数多くの言語に翻訳され用いられてきたが,その翻訳妥当性が十分に確認されることはほとんどなかった。そのような状況下で,本研究を遂行したことで,国際的にこの尺度の翻訳可能性と翻訳の妥当性についての関心が高まり,国際的な共同研究につながった。また,翻訳以前の尺度自体の問題が明らかになったことで,この点についての議論も活発化してきている。

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公開日: 2024-01-30  

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