研究課題/領域番号 |
19K12707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
角田 裕之 鶴見大学, 文学部, 教授 (30454961)
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研究分担者 |
孫 媛 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00249939)
西澤 正己 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (00281585)
天野 晃 国立情報学研究所, オープンサイエンス基盤研究センター, 特任研究員 (20622012)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | プレプリント / 学術情報流通 / 査読期間 / 計量情報学 / 図書館情報学 / 科学計量学 / オープンサイエンス / 学術雑誌 |
研究成果の概要 |
本研究は世界の研究者が積極的に利用しているプレプリントを活用し、オープンサイエンスの推進に貢献するために計画した。2010年代以降に多数のアーカイブが創設された。本研究は生物学を主題としたプレプリントのbioRxivに2013年11月から2020年2月に投稿されたプレプリントを出版した119の学術雑誌を調査した。多くの雑誌において、プレプリントを経由して学術雑誌に掲載された論文は、その学術雑誌に掲載されたすべての論文の査読期間より短かった。結論として、本研究はプレプリントが研究成果の公開時間を短縮させ、学術情報流通に影響を与えていることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
図書館情報学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究者は公的な資金を得て研究活動に従事している。研究成果は即座に広く社会に公開され、多くの研究に活用されることが望まれる。査読は論文の質を保証する重要な審査であり、複数のピアが審査を担当する。よって、多くの雑誌では査読に数か月を要する傾向がある。雑誌に投稿された論文の査読期間を短縮できれば、研究成果の公開が促進につながる。本研究は、プレプリントのbioRxivとジャーナル論文との査読期間の比較分析を通して、プレプリントが査読期間に与える影響を明らかにすることに学術的意義と社会的意義がある。
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