研究課題/領域番号 |
19K12708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
古賀 崇 天理大学, 人間学部, 教授 (60390598)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | デジタルアーカイブ / 公文書管理 / オープンデータ / ボーン・デジタル情報 / デジタル・フォレンジック / 追悼 / デジタル遺産 / デジタル相続 |
研究成果の概要 |
本研究は、デジタル社会やデジタルトランスフォーメーション(DX)がコロナ禍の影響もあって進展する中での、電子上の情報資源管理にかかわる意義と課題を提示した。特に、日本のデジタルアーカイブ振興策が文化資源や知的財産を意識して進められる中で、その枠にとどまらない、デジタル環境下での個人・集団の追悼や、そのためのデジタル遺産やデジタル相続の役割などを、論点として示すことができた。
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自由記述の分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では特に、日本における電子上の情報資源管理において不足している点を明示した。例えば、オープンデータやデジタルアーカイブなど、人目をひく発信が多く成されているものの、その長期的保存・長期的利用がどこまで考慮されているか、をめぐる課題が一例である。また、文化資源・知的財産の発信・活用にとどまらない、個人レベルでの電子情報の保全・継承が、デジタル時代における追悼の公共性につながる可能性を示した。
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