研究課題/領域番号 |
19K12711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
伊藤 希 筑波大学, 生命環境系, 講師 (90251016)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 生物多様性情報 / オントロジー / 可視化 / 不整合検出 / 並列表示 |
研究成果の概要 |
インターネット上に散在する様々な知識を集合知として活用する技術の一つに「オントロジー」がある.情報学でいう「オントロジー」とは,ある分野での用語をその用語があらわす概念に基づいて体系的に整理したものである.概念やその体系は,用語の利用者により異なり,また時代に応じ変化してゆくものであり,この結果として生ずる複数の「オントロジー」を比較する手法が集合知の活用には必要である.本研究では「オントロジー」間の比較検討を目的とした視覚化技術として,個々の概念は似通っているが体系が大きく異なる場合を扱う手法を開発した.
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自由記述の分野 |
生物多様性情報学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物多様性が急速に失われつつあると言われる一方で,生物多様性の評価に必要な情報は長らく専門家だけのものであった.地球規模生物多様性情報機構 (GBIF) による生物分類情報の集積と公開により生物多様性データへのアクセスは一般に開放されたが,その集積期間はリンネ以降260年に及び,市民が利用するには整合性のとれた要約を提示する必要がある.本研究で開発された手法はそうした提示にを支援し,ひいては市民レベルでの生物多様性評価とその保護活動へと道を開くものである.
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