研究課題/領域番号 |
19K12718
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
村上 晴美 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (40305644)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 情報検索 / インタフェース / ネットワーク / NDLSH |
研究実績の概要 |
研究の全体構想は「Web 上の人物を選択するためのインタフェースの開発」であり、「Web上の人物を要約する手法の開発」を目的とする。本研究における要約とは、人物を選択・理解するために有用な、情報の抽出(Web ページからの抽出)、生成(Web ページから抽出した情報からの生成)あるいは付与(外部データからの付与)である。本研究では、(a)人物の選択に有用な情報を明らかにし、(b) 人物の要約手法(キーワード、件名、概要)と(c) 2種類(表とネットワーク)のインタフェースの有効性を実験により検証する。 令和2(2020)年度の主な成果は、(1) 新しいデータセットの作成と、(2) ネットワーク図のプロトタイプの改良と、(3) 2010年代の進捗の総括である。 (1) 日本語Wikipedia上の特定の誕生日の人物の氏名50件を用いて検索エンジンで最大100件の結果を得た後にテキストファイル(HTML)を手動で同姓同名人物に分離した。データセットには177人物が存在する。 (2) 前年度に開発したプロトタイプでは人物を表すNDLSHを手動で与えていたが、今年度は自動で付与した。また、前年度までに用いていたデータセットと新しく作成したデータセットの2種類で確認した。 (3) 本研究の全体構想にあたる「Web上の人物を選択するためのインタフェースの開発」について、2010年代の進捗の総括を行い、研究会で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19の流行により、当初予定していた対面での調査実験の実施を延期することになった。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度もCOVID-19の流行は終わらないと考えられるため、研究計画の見直しを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の流行のため今年度予定していた研究の一部を次年度以降に実施する。
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