研究課題/領域番号 |
19K12718
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
村上 晴美 大阪市立大学, 大学院工学研究科, 教授 (40305644)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 情報検索 / インタフェース / ネットワーク / NDLSH |
研究実績の概要 |
研究の全体構想は「Web 上の人物を選択するためのインタフェースの開発」であり、「Web上の人物を要約する手法の開発」を目的とする。本研究における要約とは、人物を選択・理解するために有用な、情報の抽出(Web ページからの抽出)、生成(Web ページから抽出した情報からの生成)あるいは付与(外部データからの付与)である。本研究では、(a)人物の選択に有用な情報を明らかにし、(b) 人物の要約手法(キーワード、件名、概要)と(c) 2種類(表とネットワーク)のインタフェースの有効性を実験により検証する。 令和3(2021)年度の主な成果は、(1) 複数件名(NDLSH)の付与と、(2) ネットワーク図のプロトタイプの改良である。 (1) 前年度に引き続き、複数のNDLSHを自動付与する手法を検討した。今年度は、先行研究[下倉17]で採用したデータセット及び検索ランキング、文書内の位置、同義語、文書頻度の4種類を組み合わせた405パターンの手法をベースに検討した。10件のNDLSHを付与する際には、先行研究[下倉17]において1件のNDLSHを付与する場合の最良手法(上位10件、人名の前後100文字、同義語を利用、文書頻度で重み付け)よりも、別の手法(上位10件、人名の前後100文字、同義語を利用しない、文書頻度で重み付け)の方が結果がよかった。 (2) (1)で検討した手法で付与された複数のNDLSHをプロトタイプに反映させ、システムの動作確認を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前年度に引き続き、COVID-19の流行により、当初予定していた対面での調査実験の実施を延期することになった。
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今後の研究の推進方策 |
対面での調査実験が実施できない場合は遠隔による方法に切り替える等、研究計画の変更を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19の流行のため、研究計画の変更を行い、研究期間を一年延長することになった。予算は開発実験、発表等に使用予定である。
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