研究課題/領域番号 |
19K12725
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研究機関 | 九州龍谷短期大学 |
研究代表者 |
中尾 康朗 九州龍谷短期大学, 人間コミュニティ学科, 教授 (90738783)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | レファレンス事例 / 特徴分析 / 知識抽出 / パスファインダー / レファレンス協同データベース |
研究実績の概要 |
図書館における情報サービスのうち、主として利用者に対する質問回答サービスがレファレンスサービスである。図書館のレファレンスサービスでは、情報源に基づいて利用者への回答を行うため、レファレンス調査の際に使用するレファレンスツールの選択が鍵となる。 レファレンス事例データは、図書館における個々のレファレンスサービスにおける記録データである。レファレンス協同データベースのレファレンス事例データには、回答や回答プロセスの自由記述文中にレファレンスツールが混在、ならびに参考資料フィールドにメタデータとして登録される形で存在している。 本研究では、図書館のレファレンスサービスに伴って蓄積される事例データを対象に、質問・回答の特徴や使用されている調査・探索のための情報源の実態を分析し、利用者に対して提供される調べ方情報(パスファインダー)の雛形となる情報を提示する支援システムを検証することを目的とする。 令和元年度は、レファレンス協同データベースのレファレンス事例を対象に、レファレンスツールを正規表現や他の書誌データベースとの照合により抽出を行った。これらの成果をもとに、特定のレファレンス質問や調べ方に関連するレファレンスツール群を求め、パスファインダー支援システムの試作を行った。 令和2年度以降は、引き続きパスファインダーの実態調査を実施する想定だったが、新型コロナウイルス感染症による影響で、計画していた調査や会議報告を中止した。令和4年度に関しても、基本的な社会状況はそれほど変わらなかったため、研究期間の延長を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの影響が継続したため、予定していた調査等を引き続き延期せざるを得ない状況が長引いたことによる。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに得られている情報をもとに評価システムの構築を終わらせ、テストまで実施したいと考えている。令和5年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)から「5類感染症」に移行する。行動制限が緩和されることから、本研究を再開し、研究成果の見通しが立つところまでは進めることを想定する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスの影響が継続したため、予定していた調査等を引き続き延期せざるを得ない状況が長引いたことによる。令和5年5月8日(月)から、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが、「新型インフルエンザ等感染症(2類相当)から「5類感染症」に移行する。行動制限が緩和されることから、本研究に関わる、調査を再計画して実施していく想定である。
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