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2023 年度 研究成果報告書

認知症高齢者における時間認知とその障害に関わる神経基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12732
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90030:認知科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

鈴木 麻希  大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 寄附講座講師 (80422145)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード認知症 / 時間認知
研究成果の概要

時間認知能力は健常高齢者だけではなく認知症患者でも低下することが知られている。病初期にアルツハイマー病(AD)では「時間の見当識障害」、前頭側頭型認知症(FTD)では「時刻表的行動」が特徴的にみられる。現れる症状のタイプは違うが、両者ともに「時間認知に関連した障害」としてとらえることができる。本研究は、AD、FTD患者の時間認知能力を検討することで、その認知的・脳的基盤に関する基礎的知見を得ることを目的とした。本研究から、認知症の原因疾患によって低下する時間情報の認知能力が異なる可能性が考えられた。また認知症者にとって課題意図が理解しやすい時間認知課題の作成をおこなった。

自由記述の分野

脳認知科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

時間情報を認知する能力は日常生活を送る上で基本的な認知能力である。認知症ではこの能力が低下することが知られているが、原因疾患によって低下する時間認知能力が異なる可能性が考えられた。認知症患者の時間認知能力を正しく検討するためには、先行研究で一般に用いられている課題だけではなく、患者にとって課題意図が容易に理解でき、なおかつ、時間認知の異なる側面を評価できる課題を工夫して用いることが重要であることが示唆された。

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公開日: 2025-01-30  

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