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2021 年度 研究成果報告書

細胞pH摂動現象と電界効果トランジスタを用いた高感度生体バリア評価法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12776
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90110:生体医工学関連
研究機関東洋大学 (2020-2021)
東京医科歯科大学 (2019)

研究代表者

合田 達郎  東洋大学, 理工学部, 教授 (20588347)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードpH摂動 / タイトジャンクション / 上皮バリア / 生体バリア透過 / 高分子ナノキャリア / バイオトランジスタ
研究成果の概要

細胞膜や上皮タイトジャンクションといった生体内に存在するバリア性の評価は、生理学的機能や、医用工学ナノ材料開発など、重要な研究対象である。しかし、既存法は問題点が多く、実用に耐えうるものではない。既存の膜障害性アッセイや上皮TJ評価の問題点である非侵襲・リアルタイム・多並列化・感度・時間分解能の問題を一挙に解決する技術が求められる。本研究では、近年、我々が開発した細胞pH摂動法を用いて、細胞膜および上皮TJといった生体バリア性を従来法では達成不可能な感度と選択性で評価できる新規手法の開発に成功した。今後、生命現象の解明といった基礎学問と産業応用双方での波及効果が期待される。

自由記述の分野

生体医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞膜やTJといった生体バリア評価の重要性は増しつつある。本研究では、細胞膜障害性やTJ破綻の評価に原理証明実験に取り組み、pH摂動法が真に有効な技術であることを検証できた。今後、本測定系は、がん浸潤・転移時の組織透過性の非侵襲計測といった基礎学問と、TJ標的型新規薬剤開発の促進や高スループット薬剤スクリーニング、高効率かつ安全なドラッグデリバリーナノキャリアの開発といった産業応用双方の観点から、数多くの波及効果が期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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