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2022 年度 研究成果報告書

運動能と情報処理能を持つ自律探査型ウイルスベクターの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12812
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関川崎医科大学

研究代表者

堺 立也  川崎医科大学, 医学部, 講師 (00309543)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードウイルス / インフルエンザ / 行動解析 / 運動メカニズム
研究成果の概要

インフルエンザウイルスの感染行動解析により,ヒトウイルスに近い行動パターンのウイルスがトリウイルスの中に存在することが明らかになった.これまでミズドリを宿主とするウイルスは,ヒトへ感染しないと考えられていた.しかし,ヒトへの感染が可能なウイルスがトリウイルスの中にすでに存在することが示された.
リバースジェネティックス法によりトリウイルスのヘマグルチニンとノイラミニダーゼを有し方向性を持った運動を行うウイルスを作製した.ヘマグルチニンとノイラミニダーゼに変異を導入することでウイルス行動の人為操作が可能になった.

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでミズドリのインフルエンザウイルスはヒトへは感染しないと考えられていた.本研究のウイルス感染行動解析によりトリウイルスの中にヒトウイルスに近い行動パターンをとるウイルスが存在することが明らかになり,自然界のミズドリ内にヒトへの感染の可能性を持つウイルスが存在することが示唆された.これは新型インフルエンザウイルス出現を理解する上で重要である.またリバースジェネティクス法によりトリウイルスのヘマグルチニンとノイラミニダーゼを有するウイルスの作製はウイルス行動の人為的操作を可能とし,自律探査型ウイルスベクターとしての応用が今後期待できる.

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公開日: 2024-01-30  

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