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2022 年度 研究成果報告書

光増感剤内包型アップコンバージョン粒子を活用した細胞深部がん治療の展開

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12813
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90120:生体材料学関連
研究機関米子工業高等専門学校

研究代表者

粳間 由幸  米子工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (70442457)

研究分担者 小沼 邦重  京都大学, 医学研究科, 特定助教 (90597890)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード光増感剤 / 一重項活性酸素 / 低酸素 / 光線力学
研究成果の概要

光増感剤含有アップコンバージョンナノ粒子は,粒子の核をなすY(イットリウム),そしてアップコンバージョンを起こすYb (イッテルビウム),Tm(ツリウム)を用いた.光増感剤として8-メトキシソラレン ,フタロシアニンを用いた.ナノ粒子の調製法は,既存の方法によりNaYF4核ナノ粒子を得た後,得られた粒子をエタノール,2MHCl溶液で処理した後,エタノールで余分な酸を洗浄した. さらに,粒子の水溶性及び生体適合性を高めるために粒子の表面をシリカでコーティングしTEMで測定した.得られた粒子を利用し細胞を用いた実験を行った.HeLa細胞,DLD-1において,顕著な細胞毒性を示すことが確認できた.

自由記述の分野

有機合成化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本人の2人に1人は将来がんになると推測され、その内3人に1人は死亡すると言われる。本申請研究では、次世代のがん治療法として注目を集める光線力学療法の治療上の課題を解決し細胞深部でも適応できる技術にすることを目的とする。課題克服に向け鍵となるのは近赤外光線を可視光線に変換するアップコンバージョン技術とがん細胞である。我々は、ワールブルク効果に基づいた光増感剤の合成に成功しており、本申請研究ではUCN内部に、我々が開発した特異的にがん細胞への集積能をもつ光増感剤を内包させ、UCN表面には親水性、機能性を付与した細胞内動態特性を有する新規機能素子を調整した。

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公開日: 2024-01-30  

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