研究実績の概要 |
2019年末よりのCOVID-19流行のため、エアロゾル発生の懸念から、2021年度は呼気ガスの採取および測定施設への搬送、分析が困難となった。また、呼吸機能検査の施行が制限された。そのため、今年度は、対象COPD患者における胸部cineMRI画像から得られる肺の動態解析および定量解析を平行して行った。 重症COPD患者では、自由呼吸下において、胸郭の動きが制限されることを示し、また、閉塞性換気障害や残気量、下葉の気腫病変の程度との関連を示した。 (Shimada A, Kawata N, et al. Acad Radiology 2021.) また、COPD患者の2年間の追跡調査を行い、高齢COPD患者における増悪リスクについて解析中である。
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