舌表面の分光画像・立体形状・時間変化の計測を同時に実現する「5次元イメージング法」を提案し,照明光源の変調により周囲光源環境の影響を除外した撮影システムを実現した.照度差ステレオ法を用いて舌表面の微小な凹凸を検出するため照明配置を最適化した.計測の信頼性を考慮した形状の法線算出手法を開発した.舌形状計測精度の評価用ファントムを作成し評価した結果,0.2mmまでの凹凸を検出できることを確認した.舌表面の分光特性を記録するため,複数の波長光源を組み合わせたマルチバンド撮影法を検討した.舌表面分光画像を収集して解析した結果,舌表面の色変化を顕著に反映する4つの主波長を特定した.
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