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2022 年度 研究成果報告書

癌焼灼療法用発熱材としてのバイオメタルの評価・極小化と焼灼療法器具への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12831
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関立命館大学

研究代表者

中村 尚武  立命館大学, 総合科学技術研究機構, 上席研究員 (10066722)

研究分担者 新田 哲久  滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (40324587)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード5フレンチ / 導電性接着剤 / BMX / 焼灼
研究成果の概要

近年2人に1人は発症すると言われる癌の治療法として、古くから知られその効果が立証されている癌温熱療法に注目した。癌は60℃、持続時間10分程度の焼灼で治療効果が期待できる。その熱源としてバイオメタルファイバー(BMF)に注目した。BMFは本来電圧印加による収縮を活用する素材であるが、これを収縮に伴う発熱に注目し焼灼材とした。同時に、BMFを用いたヒーターを極小化するため、BMFを螺旋状に加工したバイオメタルヘリックス(BMX)を用いて、最終的に5フレンチカテーテルへの挿入も可能にした。これにより低侵襲の目的も達成した。安価な市販材料の活用により、国内のみならず発展途上国での治療も可能にした。

自由記述の分野

有機機能化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の特徴は、目的達成のためにBMX、導電性接着剤という新素材を活用した所にある。これらの材料は市販品であり安価である。国内での治療には勿論、開発途上国での治療にも適用可能であると考えら、国際貢献にも繋がるものである。
また、現在市販されていないが直径(φ)0.03㎜マグネシウム合金細線(Mg細線)の存在がある。これが市販されれば、マイクロヒーター(MH)の更なる極小化が期待できる。
本研究で作成・評価したMHは当初7フレンチを目標に敷いていたが最終的に5フレンチへの挿入を可能にした。

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公開日: 2024-01-30  

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