研究課題
現時点での生活習慣病分野における人工知能(artificial intelligence: AI)機能評価の予備実験として、機械学習アルゴリズムを活用した2型糖尿病発症予測能力を評価するメタ解析を行い、結果・考察を公表した論文が、Journal of Diabetes Investigationに掲載可(オープンアクセス)となった。本論文のアクセプトが予定より大幅に遅れ、プロジェクト全体の進行に支障をきたした。そのため、同時進行で、今回の研究プロジェクトで最も時間を要する、AIの訓練・テストデータベースとして、暴露要因である、高血圧、糖尿病、高脂血症、高尿酸血症各種治療薬、身体活動、運動・食事療法を中心とした行動変容に関連するキーワード、アウトカム要因として、各種心疾患、脳血管疾患、認知症、末梢動脈疾患、高血圧、糖尿病、高脂血症に関するキーワード、コホート研究または介入研究に関連するキーワードを網羅的に作成し、それらを適宜組み合わせ(数百通り存在)、ヒットした文献リストを作成したが、個々のリストごとに、エビデンスに重要と思われる文献をAIに学習させる作業が遅延をきたした。学習したAIの精度結果をまとめ、考察まで行ったが、関連部署との連携の延滞もあり、最終的に論文掲載には至ることができなかったのは大きな反省点である。他の研究実績として、上記論文の他、journal上で(有料)掲載可となった論文が一本存在する。また、日本内科学会で塩分摂取と心不全の関連性に関する発表をオンラインで行った。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)
J Diabetes Investig.
巻: in press ページ: in press
10.1111/jdi.13736
Cardiovasc Drugs Ther.
巻: 35 ページ: 1217-25
10.1007/s10557-020-07097-4