研究課題/領域番号 |
19K12861
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
三原 美晴 富山大学, 学術研究部医学系, 講師 (40377263)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 乳幼児 / 視線追跡装置 / 間欠性外斜視 |
研究実績の概要 |
乳幼児仕様の視線追跡装置の作成をナックイメージテクノロジー社に依頼し、0歳から4歳の乳幼児用の視線追跡装置EMR-9(特注)を作成した。本学で本研究以前から使用している視線追跡装置ViewPoint EyeTrackerを用いて、5歳から12歳までの間欠性外斜視の患者の眼球運動を測定し、この区分の症例数は目標を達成した。0歳から4歳の間欠性外斜視患者、斜視のない正常児の症例数はまだ4名であり、目標症例数には達していない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
乳幼児仕様の視線追跡装置の入手が約1年遅れとなったこと、令和3年4月の時点でCOVID-19の国内の感染状況が未だ収束の見通しがたたないため、とくに正常乳幼児の被験者募集に遅滞が生じている。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度中に収集した5歳から12歳までの間欠性外斜視患者の衝動性眼球運動、追従性眼球運動の解析を行う。不足している0歳から4歳までのデータを10月までに収集する。0歳から4歳については各区分において目標数(各月齢、年齢20名ずつ)に満たない可能性があるが、その場合は10名ずつで解析を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2019年度に購入予定であったウェアラブルタイプの視線追跡装置が使用できないことが判明し、別社に乳幼児用として新たな視線追跡装置の作成を依頼したため、2019年度は物品購入されなかった。その金額が2020年度に繰り越された。その後、視線追跡装置が完成し2020年度に購入した。
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