研究課題/領域番号 |
19K12862
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
西澤 公美 信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (90573379)
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研究分担者 |
中村 昭則 信州大学, 医学部, 特任教授 (10303471)
濃沼 政美 帝京平成大学, 薬学部, 教授 (50385978)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 唾液中乳酸 / 代謝 |
研究成果の概要 |
唾液乳酸(SLA)を簡易デバイスで測定する妥当性と,唾液乳酸と血液乳酸(BLA)の関係性について検証した.その結果,デバイステストではLactate Pro 2と自動分析装置との間の各被験者のICC(2,1)は0.568-0.763であり、全体としては0.773 (95%信頼区間: 0.678 to 0.844, p < 0.01)であった。両者の関係性については相互相関係数はlag 0で0.535、lag 1で0.750となり、SLAがBLAよりも1測定分(5分)遅れて推移したことが分かった.既存の簡易デバイスの使用は妥当であることと,血液と唾液は先行研究と似た動向であったことが検証された.
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自由記述の分野 |
神経筋疾患
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行の測定手法とLactate Pro 2の測定値には高い妥当性が確認され、SLAを臨床現場で非侵襲的に測定できることが示唆された。本研究はDMD児で唾液乳酸を使用する前段階の研究であったが,必要な事項は全て検証され論文化された.本研究の結果より,DMD児に限らず多くの患者においてトレーニング後の筋の代謝を評価する際に,既存の簡易デバイスを使用して唾液乳酸を指標とすることができ,その値が担保されたと提言できたことが学術的および社会的に意義がある.
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