本研究では、がんの放射線治療における重要な品質管理項目であるにも関わらず、全国的な第三者評価が行われていない2項目(治療計画における不均質補正及び画像誘導放射線治療の精度管理)に着目した。これら各項目の解決策を一本化し、これらを同時に評価可能な調査手法とクラウドベースシステムを開発した。開発したシステムは、開発した郵送調査用ファントムとウェブシステムから構成されている。解析に必要なデータは各施設の機器に関するテキストデータと郵送調査用ファントムの画像データのみであり、ウェブシステムでの自動解析が可能である。本研究成果により、ポストコロナ時代に対応したサステナブルな調査が可能となった。
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