研究成果の概要 |
我が国の高齢者の多剤併用や睡眠薬使用おける骨折リスクを評価した.大規模レセプトデータベースを用い、SGLT2阻害剤と大腿骨骨折リスクの評価では、オッズ比0.83 (95%CI: 0.55, 8211;1.26)であった。また、Suvorexantの大腿骨骨折リスクは、オッズ比0.86, 95%CI 0.61,8211;1.20]であった。高齢者の多剤併用では、60歳代で多剤併用によるリスクは高く、パーキンソン病薬、眼科領域、筋骨格系疾患でリスク上昇がみられた。疫学研究のバイアス評価研究は、選択バイアスに着目し、因果推論による感度分析法を開発し、J.Biometricsに投稿し査読対応中である。
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