研究課題/領域番号 |
19K12873
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90140:医療技術評価学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
水上 拓郎 国立感染症研究所, 血液・安全性研究部, 室長 (60415487)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | システムズバイオロジー / ワクチン / アジュバント / 安全性 / バイオマーカー / 肺 / インフルエンザ |
研究成果の概要 |
我々は,インフルエンザワクチン接種後の肺組織の網羅的遺伝子発現解析によって,ワクチンの安全性評価に資するバイオマーカー群 (BMs)を同定し,BMsを用いた安全性評価法の開発とその作用機序の解明を行なってきた。そこで本研究課題では, システムバイオロジーを応用し,ワクチン・アジュバント接種後の網羅的遺伝子発現解析と生体反応の変化を詳細に解析して,ワクチンおよびアジュバントに共通して安全性評価が可能なユニバーサルバイオマーカー (UBMs) の同定を試みる。またUBMsを用いたワクチンの次世代安全性試験法を開発するとともに、ワクチン接種後の作用機序について明らかにすることができた。
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自由記述の分野 |
ワクチン学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々の研究は,WHOや欧州,特にドイツのPaul-Ehrlich-Institutや英国のNational Institute for Biological Standards and Control, European Vaccine Initiativeなどを中心に様々なコンソーシアムが作られ,研究開発されている。我々はワクチン安全性評価,品質評価等に関し,先端の研究を実施し,成果を発表し, 試験法の国際調和の観点からも非常に期待されている。またワクチンの有効性・安全性を評価するバイオマーカーが確定できれば,新規ワクチンやアジュバントの開発にも繋がると考えられ,多くの発展が期待されている。
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