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2022 年度 研究成果報告書

理想的観賞者説の改訂・展開による、複合文化的な美的経験論の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K12993
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分01050:美学および芸術論関連
研究機関大妻女子大学

研究代表者

森 功次  大妻女子大学, 国際センター, 講師 (30720932)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード分析美学 / 美的価値 / 美的経験 / 対話型観賞 / ネタバレ / 理想的鑑賞者 / 批評 / 快楽主義
研究成果の概要

本研究では、美的経験論・美的価値論における理想的観賞者説を再検討した。検討作業にあたって、ドミニク・ロペスが近年提出しているネットワーク説を補助線とした。本研究の結論は以下の通り。価値観の多様化した現代において、理想的鑑賞者説の説明力は疑わしい。美的価値の規範性は、各美的行為において、どのような能力が発揮され、それが当該のコミュニティにおいていかなる達成として認められているかを念頭におきつつ、判定される必要がある。

自由記述の分野

美学・芸術哲学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として、美的価値論の動向をまとめた論文を発表した。また、近年の美学の多様なトピックを紹介する文献執筆・書籍編集をできたことも、本研究の成果である。さらに本研究の過程では、鑑賞教育(とりわけ「対話型観賞」を取り入れる近年の動向)について、いくつかの執筆および情報発信を行った。こちらの成果は、美学・哲学以外の分野でも大きな反響を呼び、美術館などでの観賞教育プログラムに活用されている。

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公開日: 2024-01-30  

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