本研究では、1807年から1939年までの1世紀以上にわたる期間に、パリ・オぺラ座でバレエの稽古伴奏に従事した人物の詳細と、その分析を通して、バレエ伴奏者の業務内容に関する変遷の過程と、その変遷に関わ る社会的・美学的要因を解明することを目的とした。 今回の研究成果としては、論文を3本、学会口頭発表を2回行い、研究の総括として単著を1冊上梓した。この単著については、新聞を含むメディア報道が6本あり、発売4ヶ月で重版が決定した。また、ウェブメディアで課題に関連する連載を2021年から行なっている(現在までに連載回数24回)。
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