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2023 年度 研究成果報告書

映画演出の美学と政治学:ジャン・ルノワール作品の生成論的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K13006
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関早稲田大学 (2023)
東京都立大学 (2019-2022)

研究代表者

角井 誠  早稲田大学, 文学学術院, 准教授 (90803122)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード映画 / 映画理論 / 映画演出 / 作家主義 / 生成研究 / フランス映画 / ジャン・ルノワール / 映画演技
研究成果の概要

本研究では、未刊行のアーカイブ資料に基づいて作品の成立過程を辿る「生成研究」の手法を用いて、フランスの映画監督ジャン・ルノワール(1894-1979)の「演出」を分析することで、その作品においていかに芸術的な要素と政治的、社会的要素が絡み合っているかを解明することを試みた。とりわけ、『ランジュ氏の犯罪』(1936)や『ゲームの規則』(1939)などのルノワールの代表作について、生成過程と詳細な映画分析を行うことで、美学や政治などの諸力が複雑に絡み合うさまを明らかにした。

自由記述の分野

映画研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、ジャン・ルノワール作品における美学と政治学の絡み合いを具体的な資料、分析に基づいて明らかにしたという点で、フランス映画研究、ルノワール研究の歴史において意義をもつばかりでなく、映画における生成研究、映画演出の分析の方法を洗練、確立する点で広く映画研究においても意義をもつものと言える。加えて、映画の生成、演出の分析は、研究のみならず、実作者や観客にとっても一定の意義をもつものと期待される。

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公開日: 2025-01-30  

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